数週間前に久しぶりに新宿のiデパートに行きました。

普段あまりデパートは利用しないのですが、コスメフロアーが大幅にリニューアルしたので、市場調査というのでしょうか。のぞきに行って参りました。

新しいフロアーには、世界のナチュラルコスメ、オーガニックコスメばかりがずらりと並べられていました。
このデパート、オーガニックコスメの種類の豊富さでは、やはり都内随一と言っていいでしょう。
地味だけれども丁寧に作られた優秀な化粧品が、こういう形でたくさんの人の目に触れるというのは喜ばしいことです。
が、一方で、私自身は何年も前から販売してきたマイナーだけれど愛着の沸いているブランドや、個人輸入でようやく手に入れた商品が、iデパートのようなところでメジャーデビュー(?)を果たすことは、嬉しいような悔しいような複雑な心境でもあります。

化粧品は食べ物のオーガニックより、よっぽど作るのが大変です。
加工度が高いうえ、精度が求められるのです。
肌につけた時どうなるか、香りがどうか、保存性がどうか。。
だから、ひとことにオーガニックとか無添加といっても、品質はピンからキリまで。
ひとむかし前の話ではありますが、私がまだ学生だった頃の日本の化粧品市場は、化学合成された成分をふんだんに使った化粧品ばかりだったのに。。
今ではオーガニックコスメこそが話題の最先端で、注目の売り場になっているではないですか!
これだけ売られるようになった
 =需要がある
  =見た目の華やかさよりも安全性重視の消費者が増えている
ということなのでしょう。

今、大きく時代の流れが変わっています。
食品や日用品の安全性の問題、環境問題への関心、スローなライフスタイルへのシフト。
そうした背景がようやく日本でのオーガニックコスメの地位を押し上げたと思います。
多くの人々の関心は「オーガニック」で「ドメスティック」なものにあります。

そしてオーガニックビューティーの次に来るのが、エシックビューティー/ethic beautyである!と私は予測しています。

「エシックビューティー」(または「エシカルビューティー」?)。
「倫理的美容」と訳すと非常に堅苦しいのですが、その製品に関わるすべての要素が倫理的であるか、道義にかなっているか、ということです。
具体的に例を挙げますと、

・オーガニックコスメの老舗ブランドH社では、アフリカでも特に貧困なことで知られるブルキナファソで栽培されるシアバターを原料に使い、フェアトレードを行い、製品を販売することで社会貢献を目指している。
・大手化粧品グループE社は、ピンクリボンキャンペーン(乳がんの早期発見啓発キャンペーン)をいちはやく始めたことで知られている。

みたいなことです。

これは化粧品業界に限りません。
消費者としても、買うものを
①まずは体で判断する(心地良いか良くないか。好きか嫌いか。美味しいか美味しくないか。)
②倫理的な視点でも判断する(メーカーの姿勢、販売する企業の方針などもふまえ)
両方の基準を持っていることが大事だと思います。



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